複雑な形状をもつ岩石海岸における侵食速度の定量化
完了
早川 裕弌
地上に設置した観測機器では、一般にその起点からの視野に計測範囲は規定される。しかしながら、アクセス困難な対象地や、オーバーハングした構造も含めた複雑な急斜面の計測は、地上ベースの観測機器だけでは困難な場合も多く考えられる。一方、小型UAVを活用した低空からの空撮画像を用いて、対象の3次元構造を計測することが可能となってきている。本研究では、地形変化の生じている複雑な形状をもつ岩石海岸を対象に、小型UAVを用いた計測を複数回行い、その侵食速度を定量化すること目的とする。ここで計測結果の校正方法として、地上レーザ測量と高精度GNSSを併用することで、その精度を担保する。対象地は九十九里海岸南部に連なる急崖である太東崎の中央付近に位置する小型の陸繋島(通称・雀島)である。近辺の海食崖においては、その基部に消波堤が設置され、波による恒常的な侵食が起きにくくなっているが、雀島においてはその周囲に消波堤はなく、現在でもほぼ自然な状態での侵食速度が観察可能な場となっている。島は海に面した三方に海食崖が発達しており、特に陸とは反対側の東側は直接観察することはできず、徒歩による踏査もほぼ不可能である。しかしながら、小型UAVを用いることで、陸側からの観測がほぼ不可能な、海側の海食崖やその基部に大きく広がる波食棚、あるいはオーバーハングした海食洞など島の複雑な地形のさまざまな構成要素が観測可能となる。
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早川 裕弌 / 北海道大学地球環境科学研究院
小花和 宏之 / 株式会社ビジョンテック
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太東崎岩石海岸TLSデータセット
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